看護師

躁鬱の症状と特徴|医師でも判断が難しい病気です

病気になりやすいタイプ

カルテ

昔と比べて、今は周りの人との接触を避けて自分だけの時間を楽しむという人が増えています。また、隣近所との付き合いも希薄になり、新しく引っ越した先でも隣に住んでいる人の顔をよく知らないということも珍しくありません。このような閉鎖的な社会になると、人との触れ合いが極端に減り、万が一自分に悩みや不安、ストレスなどがある場合に話を聞いてくれる人が少なくなります。日頃の鬱憤を晴らす場所がないと必然的にストレスや不安を自分の内側に溜め込み、精神的な負担となっていきます。精神的な負担は軽度なものから重いものまで様々ですが、早めに解消しないとうつ病などの精神疾患を発症するきっかけになります。現在、うつ病をはじめとする精神疾患患者は非常に多くなっていて、子供から高齢者まで幅広い年代の人がその辛い症状に苦しんでいます。実はうつ病には仮面うつや季節性のうつ、結婚前の女性がかかりやすい婚前うつなどがあります。さらに、最も判断が難しいうつ病に躁鬱というものがありますが、気分の浮き沈みが激しく、快調な状態が続く躁状態になると自分の行動を制御しきれずに破壊衝動や買い物衝動などに走る場合もあります。また、この症状を躁鬱の状態であると見抜くことはとても難しく、普通の人には調子が良い時と悪い時の波が大きいだけだと認識されてしまいます。

躁鬱になりやすい人には共通点があります。海外の精神科医が人間の体を痩せ型と肥満型、筋骨型と発育異常型の4つの体型に分類しているのですが、躁鬱になりやすい人は総じて肥満型であると言われています。また、性格も循環気質と言って、もともと躁鬱気質を兼ね備えている人が躁鬱病を発症しやすくなっています。循環気質の主な特徴は、人付き合いが良く親切で、とても親しみやすいことが挙げられます。また、朗らかな性格で落ち着きがある、色々なことを苦しい方に捉えやすいなど人によって正反対の性格をしています。さらに、この循環気質に加えて激しい思い込みや考えの切り替えが上手く出来ず、執着心が強いということも躁鬱発症の重要な要素と言われています。このような性格は会社や学校などの集団の中で、自分のアイデンティティを保てずに心が折れてしまうとすぐに躁鬱のような症状を引き起こすので、周囲の人が本人の性格を汲んで自己評価を低く設定しないようにサポートしてあげると良いでしょう。

Copyright© 2016 躁鬱の症状と特徴|医師でも判断が難しい病気です All Rights Reserved.