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躁鬱の症状と特徴|医師でも判断が難しい病気です

正しく治療を行なう

診察室

精神疾患が起こる原因やきっかけは人それぞれで、具体的な原因ははっきりしていません。ただ、多くの場合精神的負担やショックが大きい場合に1人で抱えきれずに、爆発して精神疾患の症状として現れることがあります。特に躁鬱は年々患者数が増えている病気ですが、詳細な原因は未だわかっていません。しかし、最近は遺伝的要素や育ってきた環境などが複雑に絡み合って躁鬱を発症すると考えられています。遺伝的要素で発症する場合、一つの遺伝子で発症する遺伝病とは違って複数の遺伝子が合わさることで発病に至ると言われています。しかし、やはりそれだけで躁鬱病に至ることは珍しく、そこに環境的要素や本来の性格などが組み合わさってきます。育った環境で精神的な病気にかかるリスクが変わってくることは、今までにも言われていましたが、どのような過程で発病するのかは明確になっていません。そして本来の性格ですが、躁鬱患者の殆どはもともと非常に社交的で気配りのできるタイプが多く、また、ユーモアがあり現実的な考え方出来る人も躁鬱患者には多い傾向があります。この3つの要素と日頃のストレスや生活習慣の乱れなどが絡みあうことで、躁鬱のような精神疾患を発病するリスクが高くなるのです。また、躁鬱はうつからの流れで発症する場合も多く、普通の生活の中で正常な心の状態と鬱の状態を繰り返すことで、知らず知らずのうちに躁状態が出てきてそのまま躁鬱病へとなだれ込んでしまう場合もあります。さらに、躁鬱へと変化する鬱の代表的な特徴としては、突然鬱の状態になったり、症状が比較的重篤で、幻覚や妄想といった症状を伴うことが挙げられます。このような経緯で発病する躁鬱は、正しく治療を行なわないと最悪の場合自ら死を選ぶ結果になってしまいます。実は躁状態から鬱状態になった時、多くの患者は高揚した状態で行なった自分の行動に対して強い罪悪感と後悔の念を抱き、自分を責めることで躁のときは外に向いていた破壊衝動が自分に向かってきてしまいます。そのため、自己否定と自分に向かった破壊衝動が合わさり、自傷行為に走ったり自分で死を選ぶような行動をとったりする可能性がとても高くなります。さらに、躁鬱は再発の多い精神疾患で、治ったと思ってもまた躁状態と鬱を繰り返して今まで築いてきた人間関係が崩れてしまったり、社会の中に居場所がなくなるなどの大きな損失を被ってしまいます。躁鬱は早めの治療で改善することがあるので、自立に向けてしっかりと治療計画を立てていきましょう。

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